園長先生のつぶやき(夏休み)
「夏休み」がある意味
バスの中でのこと。身重なお母さんのお子さんがバスに乗り、手を振るお母さんに「お母さん、座っててイイよ~」と一言。小さな気遣いと小さな我慢。いつの間にかとっても優しい思いやりの気持ちが育ってきていたようです。
初めての環境にお子さんも保護者の方もドキドキしながら始まった第一保育期も終わりを迎え、いよいよ夏休みに入ります。幼稚園という中で年齢に応じて違いはありつつも、お友だちと遊ぶ楽しさを感じているお子さんをお家で見る中では、ご苦労もあるかも知れませんが、今までは幼稚園から帰ってきてからの時間でしか見えなかったお子さんの気持ちの成長を見ることが出来るチャンスでもあります。お料理の手伝いやおやつ作り。洗濯物の片付けやお部屋の片付け…。「明日は○○なんだよね」といった予定を頭に入れた動きも以前よりしっかり出来ているかもしれませんね。幼稚園の中にも遊びもあり色々な準備などの動きもあります。夏休みにしか経験できないレジャーや遊びと共に、お家でしか出来ないことへの興味など、お子さんの小さな気持ちの芽を、感じとって楽しんでいただけたら嬉しいです。
夏休みは始まりますが、夏期保育やお泊まり保育、同窓会やうねめ祭りへの参加へといったものもあります。私たちもそうした中で、夏休みという普段とはまた違うお子さんの心情を大事に見ていきたいと思います。
今年の夏もまた暑くなるようです。ご家族共々熱中症等にお気を付けいただき、楽しい夏休みをお過ごし下さい。