よくみる、よくきく、よくかんがえて。

ダイアリー

作品展、子どもバザーを実施いたしました(もみじ会)

少し時間が経ちましたが、今年も「もみじ会」を開催することが出来ました。
今年はこういう状況ですので、作品展は会期を延ばして観覧の方が集中しないように会期を平日まで延ばしたり、消毒・窓等の開放するなどの感染対策を行いながらの実施となりました。

その中では保護者の方にもご理解、ご協力をいただいた部分も多くございましたが、そのお陰でお子さん達も例年に負けないような貴重な経験が出来たように思えます。

作品制作においては、一人ひとりがそれぞれの発達に応じ、じっくりと自分の頭の中のイメージに向き合い、絵や立体物などでそれを表現することが出来ていた様です。

子どもバザーでは、今は、ますます貴重な経験となりつつある「実際にお金を使う」事を経験し、数の不思議さや生活に密着した経験が出来ていた様です。
社会的にはリモート○○とかバーチャル○○といったことが増えてきており、お金ですら見えないものになってきています。
ただ、幼児期には実際に目で見て手で触れる事で「実感として」理解する事が大切です。

衛生面には十分に配慮しつつではありますが、今後も幼児期に大事な事は見失わないように十分留意して、お子さん達の経験を豊かなものにしていきたいと思います。

(年長組)稲刈りに行ってきました

去る7日、気持ちの良い秋晴れの空の下、JA福島さくら様のご協力いただき、年長組の子達が秋の収穫「稲刈り」を行ってきました。

今年は例年5月に行う田植えが出来ませんでしたので、お子さん達にとっては初めての広い田んぼ、そして黄金色に穂を付けた稲。ドキドキしながら到着しました。

「ドキドキする~!」
「(鎌を)振り回しちゃいけないんだよね!」
「早く稲刈りしたい!」

木工遊びに続き、本物の大きな刃物を扱う年長さん達。リスクはありますがその分真剣そのもの。(もちろん、保育者に手伝ってもらいながらの稲刈りです)

ザクッ ザクッ ザクッ 

鎌が稲を刈っていきます。

心から満足出来て達成感を感じてる時は大きな声は上がりません。
自分が刈った稲を満足げに眺めるお子さん達でした(^^)

稲刈りの後は、隣の稲刈りが終わった田んぼで元気に駆け回って遊びました。
藁を使って雪遊びのようにしたり、藁のトランポリンを作ったり、先生を囲んで3匹の子ぶたのように藁の家を作ってみたり。お子さん達の発想は本当に豊かです。

楽しく、豊かな時間を過ごせたようです(^-^)

秋の遠足、楽しかったよ♪

3日間に分けて行った「秋の遠足」!
週末は少し天気に不安がありましたが、お子さん達の願いが天に届いたようで、雨も降らず無事にそれぞれの行き先で楽しんでくることが出来ました。
その様子については「おうちえん」の方で、その一部をご覧いただけるようにしておりますので、ぜひご覧いただければと存じます。

芝生の上での段ボールすべり

森の中で虫やキノコをさがしたり

普段は見ることのない魚の様子をじっくり見たり

遊具の高いところに登ったり、芝生の上で走り回ったり

飛び回るトンボを追いかけて

みんなで一緒に青空の下でご飯を食べたね

いつもと違う自然の中で、身も心も伸び伸びと自然を楽しめたようです(^^)

幼稚園の園庭や周りも少しずつ秋の景色に変わってきました。
お子さんの視線で見つける小さな秋を、私たちも一緒に楽しんでいきたいと思います。

野菜の苗を植えました♪

例年行っている年長組さんの野菜の苗植えを行いました。

今年は例年行っているJAさんとのお米の苗植えが出来なかったので、改めて〝苗を植える〟経験は初めてのお子さん達がほとんどでした。

手に取った苗は色々な野菜の赤ちゃん。
さつまいも、トマトにナスビ、そしてゴーヤ。お子さん達が苗を扱う手も、まるで赤ちゃんを扱うかのように丁寧でした。人間でも野菜でも、小さい子を優しくする気持ちが育ってきているようにも感じられました。

お子さん達からも
「お水をいっぱい上げなくちゃダメなんだよね。」
「早く大きくなると良いね!」
「トマトが出来たら、食べたいな~!」
等々、生長を楽しみにする声が聞かれました。

植えた後も、暑い日は積極的に水やりをしてくれたり、様子を見に来てくれている年長組さん達。
農業の世界では「稲は人の足音を聞いて育つ」という言葉もあります。

年長さん達が足繁く通ってくれることで、すくすくと育ってくれるでしょう。収穫が楽しみにですね(^^)

子どもの成長と〝新しい生活様式〟

〝ソーシャルディスタンス〟
人と距離を取ることが今となっては社会の中で重要な生活の仕方の一つとなっていますが、乳幼児期はむしろ人を求める、繋がる、くっつくことが心の育ちの基本になります。

悲しい時に抱っこされたり。
嬉しい時に笑顔を見せたり。
仲良しの友だちと手を繋いで歩いたり。
言うなれば、トラブルになって手が出てしまうのも、相手と繋がる言葉の代わりの身体表現の一つです。

そうしたことを全て排除したとしたら、〝今の命〟は助かっても(もちろんそれが一番大事ではありますが)、〝これから5年、10年後の子どもの精神〟を考えると、取り返しの付かないことになりかねません。
言うなれば、物理的な人との距離はつくりながら、心の距離は近くあって欲しいと思います。

先日のプール開きのお集まりにおいて、年長組の時には〝前にならえ〟の経験と合わせて〝距離〟を感じとってもらいました。
普段から前にならえを訓練するような事はしないうちの園ですが、
「小学校に行くと〝前にならえ〟でぶつからないように並んだりするんだよ」
「え~!!」
と驚きの声。しかし、逆に良い緊張感を持って上手に出来ました。
お子さん達の意識の中ではもう少し先のイメージだった小学校。実は意外と近くにあって、とっくに出来ていることも沢山ある世界(社会)。
今までの意識にちょっとだけ+αをしながら、まだ続くであろうwithコロナの社会を生きていけるようになればと思います。

幼稚園、再開!

長い休園期間も終わり、5月25日(月)から幼稚園が再び始まりました。

嬉しさ沢山、不安も少なからず…というのが正直なところです。
ただし、その不安が様々な事への注意に繋がるとも考えますので、再開して注意することも終わりではなく、今後も環境衛生の推進、喚起、保育内容と方法については職員一同で検討しつつ、お子さま達の今しか出来ない経験や学びを出来る限り損なわないように努めてまいりたいと思います。

さて、この1~2ヶ月の様子を受けて、幼稚園が始まってお子さん達の口からも
「コロナになっちゃうよ!」
等々と、〝コロナ〟という言葉が頻繁に出ています。大震災の時もそうでしたが、社会にある不安…それを敏感に感じとって、自らの言葉にしながらその〝何とも良く分からない〟事象を、理解しようとしたり、不安を口にすることで消化しようとしているように見受けられます。
石けんでの手洗いや、出入口でのアルコール消毒も、お子さん達も随分と手慣れたものになってきました。一番先に「ニュースタイル(新しい生活様式)」に順応するのは、小さいお子さん達なのかもしれませんね。

そういった変化とは別に、やっぱり楽しい砂場遊び!天気が良い日が続いており、園庭を所狭しと探索しながら、自然に触れています。
水に触れる、土に触れるという、ステイホームではなかなか出来ない経験を、幼稚園では大切にしていきたいと思います。

大震災では「外に出ない」
コロナ渦では「屋内で密にならない」
両極端の災害の中で、人が自然の中で生きるもろさ、弱さも感じます。だからこそ、限られる環境の中でもたくましく生き抜く知恵を考えられるお子さん達に育てていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

※以下、5~6月の園便りより抜粋
 「一ヶ月近い臨時休園でした。私自身の子どもが行っている各学校も休校になる中、そうそう友だちと会うこともはばかられ、幼稚園を含めた学校に行くという意味を改めて考えさせられました。特に幼少期は教科的な学習の前であり、親離れをしながら自らを家庭以外の社会に順応させて自らの力を広く発揮させ始める時期となります。
 コロナの影響はまだまだあり、行事などの変更も多くあります。この期間で得られなかった経験をそのまま充足させることは叶わないかもしれませんが、視点を変えながら得られることを考えつつ、三密ではない先生や友だちとの濃密な生活経験を大切にしていきたいと思います。
 緊急事態宣言が解除されたとは言え、幼稚園も含めて社会全体でゼロリスクになったわけではありません。今後も環境衛生には気を付けつつ保育を進めてまいりたいと思います。
 改めてご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。」

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