園長先生のつぶやき~保育コラム(夏休みに向けて)~
  園内のプランターで育てているナスやトマト、カリフラワー…そして、気づいてらっしゃる方もいますが、北門ロータリー内の杜の広場では、学園によってスイカの栽培も行われています。
 「今日は二つ赤くなった!」
 「カリフラワーの形が変になったよ」
等々、お子さん達は日々、その成長を楽しんでいた姿が印象深いです。
 小学校の夏休みの自由研究などでアサガオの観察などが出ますが、実はお子さん達はこうした身近な命の成長は既に実生活の中で、「経験知」として体の中に染みこんでいます。小学校以降の学習は、発達に応じてお子さん一人ひとりの中の経験知を言語化、構造化していく作業に他なりません。例えうまく言えなくても「答えは既に、お子さんの中に」あります。
 幼稚園に入園して、平日は幼稚園に来るのが日常となった今、長期のお休みは非日常の毎日とも言えるでしょう。遠くに出かけて得る夏の経験では無く、いつも過ごしているお家の中でも、普段とは違う見方をする良い機会になると思います。それもまた、夏の特別な経験でしょう。
夏期保育、お泊まり保育と幼稚園としての夏の経験もあります。一生に一度のこの夏…楽しくお過ごし下さい。また始業式に元気な姿に会えるのを楽しみにしています。
(賀門)

水やりも頑張ったね(^^)
除染作業続行中です
今年の同窓会は“附属幼稚園”で行います(^^)
例年行っている郡山女子大学附属幼稚園同窓会。
ここ数年は体育館での実施でしたが、今年は久しぶりに幼稚園で行います。
園庭で遊んだり、お部屋で色々な物を作ったり、カレーを食べたり。そして久しぶりに会うお友だちと一緒にゆっくりとおしゃべりを楽しんだり…。
小学校(や、それ以上の大きなお友だちも)から久しぶりに戻る“ようちえん”を楽しんで下さい。
「参加します」というお友だちは電話(024-923-4001)かメールでお知らせ下さい。
近隣やお知り合いの方々にも、どうぞお伝え下さい。
また、震災の関係や転勤等で途中退園なさった方も、ぜひお越し下さい(^^)
<同窓会開催内容>
日にち:平成25年7月31日(水)
時 間:(受け付け開始)午前8時30分
     (終了・解散)午後1時
場 所:郡山女子大学附属幼稚園
費 用:600円
服 装:遊びやすい服、(暑い時は帽子も持ってきて下さい)
持ち物:上靴、ご飯、スプーン、おしぼり、水筒(お水や麦茶など)

去年の様子から(^^)
プール遊びの水についての検査報告
園長先生のつぶやき~保育コラム7月~
「あのね、あげたんだよ!」
つい先日、幼稚園の見学に来てくれた小さなお友だちは年少組の在園児のAちゃんのお友だち。
「○○ちゃん、ここが○○ぐみだよ。あそんでいいよ!」
見つけるが否や、早速わざわざ玄関に出てきてくれて、自分のクラスにご案内。「ここがブロック」「ここで“え”をかくの」「でね、“○○せんせい”っていうの」つい二ヶ月ほど前まではオドオドしていたのに、すっかり幼稚園を“我が家”のように案内してくれていました。
 色々と案内してくれている間に、自分が先生に作ってもらっていた“折り紙のお花”をプレゼントとして手渡してくれていたAちゃん。いざお友だちが帰る時には、そのお花は返してもらえると思ってたんでしょう…お友だちが手にしているお花をジーッと見ています。
「Aちゃん、このお花もらって、お友だちすっごく嬉しいみたいだから、“このお花”はお友だちにプレゼントして、新しいお花を先生に作ってもらおうか」
表情が曇ったAちゃん…でもそれはほんの一瞬。次の瞬間には「いいよ!」と、言って、笑ってバイバイ。その後、先生の元に小走りで駆けていって「あのね、お花あげたんだよ」というお話をしていたようです。
自分の思いをグッと抑えて、相手の気持ちを優先してあげる…昨日までは出来なかった、そして同い年や大人に向けてはなかなか出来にくい、思いやったり、愛おしむ気持ち。そうした気持ちが広がっていく中で、日本人らしい相手を思いやる道徳心や倫理観が育まれていきます。
 「ならぬものはならぬのです」という有名な会津の言葉があります。先日研修会で会津の方とお話しした際に、その真意は「他者からの指示を聞くのでは無く、“自らの意志、倫理観で、自らの行動を律していくこと”なのです」というお話を伺いました。
 大きな自律に繋がる、日常の中の小さな自律。保育でも、子育てでも、そういった姿を大切にしていきたいものですね
(賀門)

「ぜんぶたべたよ~!」わざわざ見せに来てくれる姿も嬉しいですね(^^)






