よくみる、よくきく、よくかんがえて。

ダイアリー

子どもの成長と〝新しい生活様式〟

〝ソーシャルディスタンス〟
人と距離を取ることが今となっては社会の中で重要な生活の仕方の一つとなっていますが、乳幼児期はむしろ人を求める、繋がる、くっつくことが心の育ちの基本になります。

悲しい時に抱っこされたり。
嬉しい時に笑顔を見せたり。
仲良しの友だちと手を繋いで歩いたり。
言うなれば、トラブルになって手が出てしまうのも、相手と繋がる言葉の代わりの身体表現の一つです。

そうしたことを全て排除したとしたら、〝今の命〟は助かっても(もちろんそれが一番大事ではありますが)、〝これから5年、10年後の子どもの精神〟を考えると、取り返しの付かないことになりかねません。
言うなれば、物理的な人との距離はつくりながら、心の距離は近くあって欲しいと思います。

先日のプール開きのお集まりにおいて、年長組の時には〝前にならえ〟の経験と合わせて〝距離〟を感じとってもらいました。
普段から前にならえを訓練するような事はしないうちの園ですが、
「小学校に行くと〝前にならえ〟でぶつからないように並んだりするんだよ」
「え~!!」
と驚きの声。しかし、逆に良い緊張感を持って上手に出来ました。
お子さん達の意識の中ではもう少し先のイメージだった小学校。実は意外と近くにあって、とっくに出来ていることも沢山ある世界(社会)。
今までの意識にちょっとだけ+αをしながら、まだ続くであろうwithコロナの社会を生きていけるようになればと思います。

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