よくみる、よくきく、よくかんがえて。

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園長先生のつぶやき ~「話す」ということ~

 先日、県の教員研修大会が矢吹町で行われ、本園の教員も参加してまいりました。普段の目の前の保育から離れた中で、様々な分科会に参加し、振り返ることができました。私が参加した分科会では「保育を開き保育を伝える」というテーマの下で講義や話し合いが行われたのですが、私自身がその中で印象に残ったのは「共に語り合う大切さ」という部分でした。分科会としては幼稚園の先生を対象としたものですが、この大切さは決して保育者だけのものではなく、様々なところで重要性が増しているように思えます。それは例えば、大人同士だけでは無くて、子どもと子ども、そして大人と子ども、親と子どもにも当てはまるように思えます。
 幼稚園に入る前からお子さん達が持ち始める自分の意志や気持ち。それを大事にする中で、自分では無い他の人の気持ちに気づいて、その気持ちを自分の糧にしていくことが大事になってきます。一番最初に気づく自分以外の気持ちとして、お母さんやお父さん、そして保育者とのやりとりは大事です。その意味は全てを肯定するでも否定するのでも無く、親として保育者として意見をお子さんにヤンワリと伝えて考える機会を与えることだと思います。例えすぐには上手くいかず分からなくても、そうして蒔いた小さな種はちょっとずつ芽を出していきます。
 今月は年中組さんと年長組さんはいよいよ発表会です。お子さん達同士での対話を通じて、自分の思い通りにならない部分もあると思います。普段のお子さんとは違う姿が見られるかもしれませんが、思いを摺り合わせて見えた新しいお子さんの姿、その成長を見ていただければ幸いです。(賀門)

昨日は小さい組さんとのお店やさんごっこ…いっぱい“お話”しながら楽しんでたね(^^)

昨日は小さい組さんとのお店やさんごっこ…いっぱい“お話”しながら楽しんでたね(^^)

子育てKeyword ~ 「スマホは悪?善?」~
 ここでも“対話”が重要です。どんなに便利になっても、子どもの“相手”にはなれない意識は大切ですね。そういった意味では絵本も同じだと思います。

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