附属幼稚園からのお知らせ

園長先生のつぶやき~保育コラム6月~

2013.06.04

「僕も“いっぱい”!」

 5月も終わり、小さい組さん達も随分とお友だちの名前を覚えたり、顔を覚えてきて、目新しい幼稚園の遊具で遊ぶといった姿から、それを使って気の合う友だちと遊んでみたい気持ちになってきているようです。保育室に入ると4月にはあまり聞くことがなかった「まぜて!」「いいよ!」という一緒に楽しい遊びを始める魔法の言葉が、随分と多く聞かれるようになりました。この「まぜて」という言葉は、学生達子ども達の観察をしていると、驚くことが多い言葉のようです。いつの間にか相手と繋がる術を身に付けた学生(大人)から見ると、その儀礼的な様子が新鮮に映るのかもしれませんね。
 「まぜて」で一緒になっても、その後順調にいかないのが小さい組さん。物の貸し借りで、ある物を何回かずつ使ったら交代しようとこちらが提案すると、「じゃあ、○○ちゃんは2回、僕はいっぱいするね!」とごく当たり前のように返してくれて、これが本当の素の子どもの心の視界だなぁと改めて感じました。自分がしたい思い。それをしっかりと出したその先に誰かを見つける。その誰かに本能的に近づきたくなるけど、その勢いが強すぎればぶつかり、弱すぎると近づけない。規模は大きくなりつつも、その加減を学ぶのが幼稚園という大切な時期なのではないかと思います。
 「僕はいっぱいね!」と言ったお子さんも、その後のやりとりを通じて、“僕も、○○ちゃんもどっちもいっぱい!”という距離を見いだせました。不器用に…でも精一杯学んでいくそういった姿こそが大事なんだと思います。
 暦の上では夏になり季節感溢れる保育になっていきます。大きい組さんにとっては去年経験した行事であっても、また違う視界の中で、新たな学びを得ることと思います。そんなお子さんの姿をどうぞ温かく見守ってあげて下さい。 
(賀門)

二人で力を合わせて…大作完成!

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