よくみる、よくきく、よくかんがえて。

お知らせ

「懇親会のお話から」

 今月はお忙しい中、父母会総会や参観日、各クラスの懇親会にお越しいただき誠にありがとうございました。

 クラス懇親会に、同席させて頂く中で、お一人ずつの自己紹介を伺いながら、新しく入ったお子さんのお家の方々からは入園後の不安や成長、進級児の方々からは逆に幼稚園では見えないお家での成長をうかがい知ることができ、ありがたいお話を沢山聞くことが出来ました。

 様々な様子を伺いながら、ふと思いだしたのは随分前に卒園したお子さんのおじいちゃんとの話でした。
そのおじいちゃんが立ち話をする中で
「いやぁ、先生、うちの孫も幼稚園に入って“わるく”なった~」
と笑いながら話してくれました。聞いてる私はドキドキだったのですが、おじいちゃんは続けて
「いや、良いんだよ。子どもらってのは、友だちの中に入って、色んなことを知って、揉まれて、自分で強くなっていくもんなんだから、良いことなんだよ。」
と話してくれました。

 家の中や幼稚園の中だけなら、親や先生の言うことだけを聞いて守っていれば問題ない。でも、肝心なのはそういった最初の小さな集団を出て、自分で歩み始める時に、どこまで自分の行動を客観的に見て、自制できるかどうかだと思います。
 お家の人に分からないように、鞄に“お友だちに見せたいオモチャ”等を入れて持ってくる…それは実際には小さな悪いことですが、約束を守っている人もいるんだ…そのお友だちの気持ちにまで考えが届くと、それはやっぱり自分も我慢しなくちゃ…と、心から気づくでしょう。

 先ほどのおじいちゃんの話の核心は、私としては「自立から自律」だと思っています。気持ちの読み取りがどこまで届くか…それこそが常日頃から自分を律する大切なポイントです。

 そんな心の成長を大切にしつつ、職員一同、お子さま方と“夏”を楽しみたいと思います!

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