園長先生のつぶやき~保育コラム(夏休みに向けて)~
園内のプランターで育てているナスやトマト、カリフラワー…そして、気づいてらっしゃる方もいますが、北門ロータリー内の杜の広場では、学園によってスイカの栽培も行われています。
「今日は二つ赤くなった!」
「カリフラワーの形が変になったよ」
等々、お子さん達は日々、その成長を楽しんでいた姿が印象深いです。
小学校の夏休みの自由研究などでアサガオの観察などが出ますが、実はお子さん達はこうした身近な命の成長は既に実生活の中で、「経験知」として体の中に染みこんでいます。小学校以降の学習は、発達に応じてお子さん一人ひとりの中の経験知を言語化、構造化していく作業に他なりません。例えうまく言えなくても「答えは既に、お子さんの中に」あります。
幼稚園に入園して、平日は幼稚園に来るのが日常となった今、長期のお休みは非日常の毎日とも言えるでしょう。遠くに出かけて得る夏の経験では無く、いつも過ごしているお家の中でも、普段とは違う見方をする良い機会になると思います。それもまた、夏の特別な経験でしょう。
夏期保育、お泊まり保育と幼稚園としての夏の経験もあります。一生に一度のこの夏…楽しくお過ごし下さい。また始業式に元気な姿に会えるのを楽しみにしています。
(賀門)